愛した人は中国人

長い人生で最も人を好きになり愛し合った時期があった。思えば懐かしい日々だった。2人の出逢いはとある洒落た喫茶店だった。私は、原稿の締め切りの焦りから休日を利用し、その喫茶店に長くいる事になった。なぜか筆が進む、なぜか落ち着く。それは観葉植物が多い空間だったからかもしれない。
窓際からみる綺麗な摩天楼を眺め、1本の煙草を吸う。ふと、横をみると私と同じスーツ姿でコーヒーを飲む女性の姿があった。彼女も記者なのか、弁護士なのか、六法全書を片手に数枚のペーパーと格闘しているように思えた。
旧司法試験の民事訴訟法を過去に勉強していた私は、偶然だったのか彼女もどうやらその関係のペーパーを見て悩んでいるみたいだった。ボーッと彼女をみていると、彼女も私のほうをみてお辞儀をしてきた。
私は、その時の笑顔が今でも忘れられない。それは言葉では表現できない癒しの笑顔だったからかも知れない。
その出逢いから数年後、私たちはニューヨークに2人で住む生活が続いた。彼女は国際弁護士としてウォール街ハゲタカの顧問弁護を担当。私は、彼女のサポートもしつつ、ニューヨークタイムズ等に所属することになった。
性悪説が蔓延る移民の国アメリカの訴訟は激しく、日本の裁判とはあまりにも違っていた。準備書面重視ではなく、まるで口喧嘩で裁判の決着をしようとする空気があったからである。
それらの文化等に馴染めなかった私たちは、初めてそこで国境の壁、民族等の壁を痛感する事になった。そして同時に中国人の彼女も日本人の私も同じアジアであるという連帯感みたいな絆が改めて生まれたのである。
私たちの愛はこのような事から日に日に深まっていった。

そして今、日本は再び中国と戦争しようとしている。私の愛した中国人。私の愛した中国。その中国人を私は例え何があろうと殺す事ができない。
私の命がなくなろうと、愛する妻や子供を戦争に巻き込む事はしたくない。
安倍総理よ、私たちは何があろうと中国と戦争することには反対する。
例え、私の肉体が戦争反対で滅びようと、私たちの愛や多くの同類の人の魂は滅びない。その事を忘れるな。

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