食文化と戦争と宗教

狩猟民族である欧米、大陸国家では食文化、戦争観、宗教がその国の人間性を形成しており、それらが常識となっています。その欧米等の常識、特に戦争と肉食の常識は21世紀を生きる人類にとっては相応しくありません。人類の歴史が始まって数千年、現在に至るまでに戦争だけは無くなる事がありませんでした。なぜでしょうか?
それは根本的に米国らの尊い生命に対する認識が間違っているからに他なりません。
過去の世界大戦等の反省から結んだ多くの条約等がきちんと守られない根本的な原因がこの命に対する認識にあることを理解しなければなりません。例えば米国主導で憲法を無視して朝鮮戦争をした事(逆コース)や、日米安保条約上、日本が米国を守る義務がないのに関わらず条約を無視して後方支援という名で米軍を実質的に守るように変えた(昨年の平和安全法制、憲法違反)事がその証左であります。
また、命に対する認識は国や人によって違います。それは、倫理観や人格形成をつくりだす宗教に深く関わっているため、基本的には肉食と宗教と戦争はセットに考えたほうがすっきりします。例えば、ヒンドゥー、イスラム教は、それぞれ牛と豚の肉食が禁じられています。そしてこれらの国々は侵略戦争を好んでしません。戦争嫌いの仏教の発祥地インドは過去イギリスの植民地である特徴を持つ等の防衛戦争主体の国家であり、一方、中東の国々は戦争が必ずキリスト教の米国とユダヤ、ロシアを主導にして起こり、同じく防衛戦争主体の国家であることが洞察するとわかります。
詳しく言うと古代からインドは現在の中国、ロシア、中東に囲まれていて特に中世のモンゴル帝国やそれらの侵略の脅威に悩まされていただけであり、実質的にはガンディーのような国民性を持っているヒンドゥー教の国であります。
また、イスラム教は本来平和宗教でありその宗教が多い中東も平和な産油国でありますが、実質的にユダヤ人に支配されていてその実態がみえにくくなっているだけに過ぎません。その証左としてあれだけの大量のシリア難民がヨーロッパ等に逃げているではありませんか。
このように平和宗教で肉食を禁じている国は平和を愛し、戦争を嫌う事が解ります。
さて、今度はもう一つ別の地理的な視点で、食文化と戦争と宗教についての探求をしてみようと思います。
日本を主体にインド等の地理的な特徴を少し絡めて進めていこうと思いますが、まず先ほど食文化はその国の宗教に関係し、宗教が戦争に対する考え方、その国の人間性の多くを形成すると述べました。これを元にして日本という国を考えてみましょう。
日本は明治時代までは仏教の国であり、江戸時代は鎖国でキリスト教の布教を厳しく禁じていました。そして明治から戦後までは神道、戦後は信教の自由な国へと変化しました。しかし、全体としては今も明らかにキリストやイスラム等の宗教色がかなり薄く、仏教色が濃い国である事は、田舎の地域の寺等に行けば解ります。
仏教は基本的に肉食を全否定していませんが、生きている動物をその動物の意に反して殺して食べる事(殺生)には否定的になっています。従ってその意味では平和宗教の国であり、好戦的な国ではありません。
さらに、そこから日本の地理的な特徴を混ぜて考えていくと日本は海という盾に囲まれた島国であり、農耕民族であります。
従って米や野菜中心の食生活習慣があり、また、航空機のない時代には大陸国家に比べて侵略されにくい島国であったため、その辺りを総合的に考慮しても平和好きな遺伝子を持つ国だったと考えることができます。またインドもヒマラヤ山脈という盾と農耕民族カレーの国であり、その点で共通しています。
しかしながら、日本が戦国時代や明治以降の戦争、大東亜戦争をした歴史事実があることも否定できません。その事は戦国時代では武士らの魚等を食べる肉食文化で説明でき、明治時代以降は食の欧米化という西洋化、開国の歴史等で説明がつきます。
日本は明治時代までは士農工商という身分があり、その頂点に天皇がいました。
そして武士と天皇は肉食(魚)で好戦的であり、農民以下は菜食で平和な人という二面性を持っていました。
この事は、実質的に四民平等(身分)ではなかった明治以降も同じでした。さらに明治は黒船外圧で身分を問わず肉食文化が根付きました。
このような事からマクロやミクロの視点で食文化と戦争と宗教をみていくと、互いに深くそれらが密接に絡み、相互依存していることがわかると思います。
肉食文化でも死んでいる動物を食べる事が肉食にあたらない等、肉食の定義があいまいではあるものの一般的には肉食文化が侵略国家に発展しやすく、反対に草食的文化が平和国家になりやすいという事が歴史的事実で解ります。
また、キリスト教以外の宗教の一部では肉食禁止があるために平和国家になりやすい事も解ります。
その他、地理的条件や身分制度の理由で好戦的な国か否かをある程度判断する事ができることも解りました。
この事から健康上の事も考慮して言うと、できるだけ肉食(生きている動物を殺す)は避け、生命を大切にする宗教を信教することが、平和国家実現の道ではないかと考えることができるのです。
日本は本来、他国と比べると明らかに戦争好きな民族ではなく、平和を愛する民族であるのです。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック